鳥海尽三

「東京の下町に5人の少年がいた。1人は豆腐屋の息子。(略)それをあいつはみんなボツにしやがった。」
初めて鳥海尽三に会って聞いた話がこの話だった。当時、サムライトルーパーというアニメがあってそこでのイザコザの話だったが、このあとOVAで設定が復活した。
でも、実際には温厚な方で、シナリオの講義でもそれぞれの長所をしっかりと誉め、問題点は指摘。なんとなく凄い方だな、とか思った。
訃報を最近聞いた。
いろんな話の作り方の裏技や裏話を教えて頂いたり、しかし、これと最初に書いたコトに戻るが

人を描かないと面白い話は作れない
人には家があり家族がある。親には仕事がある。そこを描かないと見てくれている人は感情移入が出来ない。

作り方的には古いかも知れないが、一番簡単で一番難しい、見てる方が優しくなる、人柄のでたこの方らしい作り方だと思う。